ロゴデザインの“レギュレーション”とは何か?その重要性について解説します。

2024.08.05

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こんにちは、WërkのHIROMIです。本日は、「ロゴデザインの“レギュレーション”とは何か?どうして重要なのか?」ということについて綴っていきたいと思います。

“レギュレーション”とは?

Regulation(レギュレーション)とは「規則・規約・制限」という意味を持ち、主にビジネスのシーンにおいて見聞きされている言葉です。類義語である「Rule(ルール)」よりも、拘束力が強めな意味合いになるので、企業の社内規定や就業規則などで用いられるケースが多くあります。

レギュレーションという言葉は、IT・Web業界・スポーツ業界・広告業界など様々な業界で使用されていますが、「何を指すのか」や「どのように使うか」は、その業界ごとに変わってきます。

デザイン業界でもレギュレーションという言葉が使われており、特にロゴデザイン時におけるレギュレーション作成がとても重要となります。

ロゴデザインのレギュレーションとは?

ロゴデザインのレギュレーションとは、平たく言うと「ロゴの取扱説明書」のようなものです。

ロゴは、Webサイトや広告・チラシ・カードなどの印刷物、販促グッズやアパレルアイテムなど、使用範囲が多岐に渡るという性質があります。使用する媒体に応じて「ロゴをどのように見せるか」を事前に決めておくこと、それがロゴデザインのレギュレーションです。例えばこんなものがあります。

アイソレーション(余白)の設定

まずはアイソレーション、つまり「余白」についてです。ロゴの識別性やデザイン性を保つために欠かせない内容です。ロゴの周りに一定の余白を設けるというレギュレーションを設定します。

色の設定

ロゴの基準値となる「色」の設定についてです。ロゴを配置する際の背景が明るい場合・暗い場合、使用して良いカラースケールや指定色などを事前に決めておく必要があります。

レイアウトの設定

シンボル+テキストのロゴがある場合、それらのバランスや大きさ、縦組みの場合や横組みの場合など、状況に応じてどのように配置するかというレギュレーションを設定します。

禁止事項の設定

書体の変更や改変はNG、他の要素を付け加えることはNG、グラデーションやふちどり・影をつけることはNG…という感じで、ロゴ使用時における禁止事項も事前に設定しておく必要があります。

レギュレーションを守らないと、どうなる?

レギュレーションを無視したロゴ使用は、「ブランドイメージの低下」に繋がるおそれがあります。

例えば、余白を考慮せずにロゴを配置してステッカーを作成してみたら、なんだか野暮ったくてダサい雰囲気になってしまった…とか、指定色以外の色でフライヤーを作成したら、なんだかブランドのイメージが変わってしまった…というようなことが起こってしまう可能性があります。

ロゴは“ブランディングの要”とも言えるので、ブランドイメージの低下が起こらないためにも、ロゴを納品された側の皆さまはぜひ、レギュレーションを遵守していただければと思います。

そして、レギュレーションに記載がない使用状況があった際には、使用前にデザイナー(ロゴ製作者)へ問い合わせをしていただいたほうが安心かと思います。また、レギュレーションそのものがない場合も、その旨を一度デザイナー(ロゴ製作者)へ確認してみてください。

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